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まいにちがスペシャル

ジャニーズを中心に好きなものの話を

ド新規が考えたジャニーズにおけるシンメの魅力~奇跡の運命共同体シンメ、ふまけんの軌跡~《7》

3-5 相互補完的な関係

健人くんと風磨くんが非常に対照的な性格であることは第1章ですでに述べた通りです。常に全力で仕事に取り組んでファンの期待に応える健人くん、肝心な時に真正面からファンにぶつかって自分の言葉で思いを伝える風磨くん。この2人は補完的な関係であると感じさせます。

2人の正反対っぷりを端的に表せば、真面目な優等生と不真面目な不良。いつでも全力パフォーマンス、品行方正な健人くんと、プライベートの脇の甘さを見せたり、パフォーマンスにムラがあるように見えたりするけど、ここぞというときに男気のある発言をしてくれる風磨くん。

健人くんといえば、一般的には息をするかのように甘い言葉を吐く王子様キャラというイメージが強いように思えます。確かにそれが健人くんのアイドルとしての武器の一つであることは確かです。しかし健人くんの本当に凄いところは、Jr.時代から一貫したアイドルとしてのプロ意識の高さにあると思います。ステージの上で常に全力で歌って踊ってファンサする健人くん。例えばグループが変わっても、グループの流動化が決まっても、そのパフォーマンスには動揺の色は見えず、常に完璧なアイドル中島健人を見せてくれます。

その一方で、デビュー後、特に事実上の3人体制となってからの風磨くんのダンスについては、単なる手抜きと見るか、はたまた風磨くんの個性(そもそもSexy Zoneは振りが揃わないことに定評があるようです。)と解釈するかは見解が分かれるところかと思います。真意については風磨くん本人以外には知る由もありませんが、いつでも全力アイドルな健人くんのシンメとしてステージに立つ以上、不真面目な態度と見做されてしまっても無理はないかと思います。

もしも風磨くんのそのようなパフォーマンスの原因が、グループの流動化への不満にあるのだとすれば、その時の感情によって態度が変化してしまうのは二十歳前後の一人の人間としては至極自然なのかもしれません。シンメである健人くんのステージ上でキラキラ輝くアイドルとしての完璧主義者っぷりと非常に対照的ではあります。

健人くんは良い意味で普通の人間ではないアイドルだし、風磨くんは良い意味で普通の人間なアイドルです。健人くんはアイドル以外の生き方が考えられないけれど、風磨くんはアイドル以外の生き方も考えられる、そんな対照的な2人だと思います。

ところで、『カラフルEyes』発売イベント後の「薔薇色の日々」の更新で、風磨くんはグループの流動化についての思いを言及したうえで、離れていったファンへもう一度応援してくれませんかという旨のメッセージを投げかけました。

3人体制の初シングル『男 never give up』発売決定後のコンサートで、3人と2人に分かれての活動についての考えを述べた後、「文句があるやつは一人一人俺に言ってこい!」と発言したのも風磨くんでした。

時に批判を浴びる覚悟で、矢面に立って自分の言葉で意見を発する役目を負っているのは、健人くんではなくて、風磨くん。その姿はありのままの菊池風磨の人間らしさが伝わってきます。

2人ともアイドルであることには変わりないのですが、健人くんが「偶像」として完全であろうとする存在であれば、風磨くんは「実像」としてありのままの自分を曝け出している存在と私は解釈しています。

健人くんはいつだって全力でアイドル。自分の頭の中にファンに愛されるアイドル中島健人の理想形があって、その中島健人という「偶像」を裏切らないように活動しているように思えます。ただし、無理してザ・アイドルを演じているわけではない、アイドル中島健人が虚像ではないのが健人くんの凄いところ。一人の人間・中島健人と「偶像」・中島健人が乖離しているとは思えない。そういう意味で中島健人は天性のアイドル。アイドルになるべくして生まれた存在だと思います。

夏のソロコンからも伝わってくるのは、健人くんの愛されたいという欲の強さ。愛されたいから周囲の期待に応えようと努力する。人に大切に思われる自分が好き。一人っ子気質がそうさせるのかもしれません。

一方で、風磨くんも自分の中に表現したいイメージがあるのは確かで、それがソロコンでも遺憾なく発揮されていたと思います。常にパフォーマンスは自分らしく自然体に、仲間を大事に。自分を偽ることはせず、ありのままの風磨くんの気持ちがパフォーマンスに反映されます。ステージ上でのアイドル菊池風磨はまさに「実像」なのです。風磨くんそのもの。

風磨くんは普通の男子です。アイドルであることに従順な健人くんとは違って、アイドルだけどアイドルに反発するような、反抗的な部分も持ち合わせています。リアルスコープのカレーの企画はやりたくなかったと発言してしまうように。だから、パフォーマンスも気分によってムラがあるし、インスタの垢だって流出します。そういう意味で普通の男子です。男子校育ちで友達も多く、要領も良い風磨くん。そんな風磨くんがわざわざアイドルとして生きるという選択をしているというところに、アイドルになるべくして生まれた健人くんとの決定的な違いがあります。

Sexy Zoneにおける兄貴的な立ち位置やソロコンでの様子を見るに、風磨くんは愛したいという欲が強いように思えます。愛することで周囲の期待に応えている。人を大切に思う自分が好き。時に矢面に立つ姿はまさに兄貴分的存在。まさに長男気質。

風磨くんが苦手とするファンへの甘い言葉は健人くんが囁いてくれます。健人くんが口にしないようなにファンとぶつかり合うような言葉は風磨くんが発してくれます。このように補い合えるのは2人のタイプが正反対だから。他ならぬ2人が揃うことで補完し合うというのもまた、ふまけんの魅力なのです。

 

(《8》へつづく)

 

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